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特性を知る検査・WISC-Ⅳ

興学社高等学院で実施している、WISC-Ⅳ検査についてまとめています。

WISC-Ⅳとは

WISC-Ⅳとは、世界中で使われているウェクスラー式の知能検査のことを指します。WISCとは、Wechsler Intelligence Scale for Children-Fourth Editionの略であり、呼称をウィスク・フォーとしています。ウィスク・フォーと聞くと、単に発達障害を判別するための検査と思われがちですが、この検査は発達障害を判別できるものではありません。発達障害は、DSM-V(アメリカ精神医学会が出版している、精神疾患の診断基準・診断分類)の診断基準により医師が診断します。

WISC-Ⅳは、5歳0ヶ月から16歳11ヶ月までの子どもを対象とした、世界中で利用されている代表的な「児童用知能検査」です。15の検査で構成されており、検査を実施することで、4つの指標得点(言語理解、知覚総合、作動記憶、処理速度)とIQの結果が出てくるというものです。

例えばIQの結果であれば、平均値は100。85–115の間に約68%の人が収まり、70–130の間に約95%の人が収まるとされています。境界型は70-79、IQ69以下は軽度の遅れがみられます。また、4つの指標得点のうち一番高い項目と一番低い項目の差が15以上であれば能力に凹凸があると診断され、その差が大きいほど日常生活に支障が出てくるようです。

検査の目的は?どういったことがわかるの?

WISC-Ⅳ検査の目的

子どもの認知や行動性のバラつきをみるのに役立つWISC-Ⅳ検査は、簡単にいえば「言葉の理解力の有無」、「写真や絵を見て、それが何か理解できるか」、「暗記力」、「作業スピード」などを個別に見ることができます。検査は、周囲の大人や指導者に『この子にとって、どの教え方、伝え方がベストか』の方向性を示すことが目的です。子どもの苦手な部分を数値的に明らかにすることで、最適なサポート法を見出し、その子本人が生きやすくなる術を探っていくのです。

どのようなことが分かるの?

WISC-IV検査では、物事を理解するときに必要な「聞くことで理解する」、「見ることで理解する」。それぞれの強弱を、数値で知ることが可能です。4つの指標得点のうちの「言語理解」では語彙力や言語知識、言葉の理解力や表現力がわかり、言葉からの推理能力も結果として見ることができます。「知覚」では、言語以外からの視覚的な情報でイメージや推測することの能力が分かります。この、「聞く・見る」能力は、両方をバランスよく使う子もいれば、得意な方を多く使い、苦手な方を補って使うことで理解する子もいます。

それは個性であり、そのバランスは一人ひとり違います。しかし、そのバランスが保てないと日常生活において「みんなと同じようにできない」と現れてしまうのです。

例えば、「さっき言ったのにすぐ忘れてしまう」、「ルールを守れない、理解できない」、「みんなと同じようにしたいのにできずに困ってしまう」。これらは、お子さんの知能指数をあらわしているのではありません。その子が持っている特性・個性によって、少々分かりづらくなっているだけなのです。

ほかの人よりも優れた部分があるために、そのほかとのバランスがとれていないことも多々あるもの。例えば、見ること・記憶することに長けている場合は、一度みたものをずっと忘れずに鮮明な記憶として残せる個性もあります。WISC-IVは、その人独自の個性を見える化するためのテストだといえるでしょう。

興学社高等学院の取り組み

興学社高等学院は、「人とのコミュニケーションがうまくとれない」「同じことを言われても行動できず理解できない」「計画を立てたり先を読んで行動することができない」など生活面や学習面で苦しい思いを抱えている子どものフォローアップも行っている技能連携校です。在校生、入学確定者、さらには興学社高等学院への入学を視野に入れた方に対し、WISC-Ⅳ検査を通して発達のアンバランス具合を細かく確認する取り組みを実施。すべての教職員が生徒全員分の検査結果を把握することで、学校生活でのフォローに活かしています。

興学社高等学院のWISC-Ⅳ検査では、「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリー」「処理速度」という基本の4指標に加えて必ず、その下位検査の分析までを行っています。例えば「言語理解」のIQが平均と違った数値だったとしても、細かく観察すると「抽象的な概念の理解力」「単語の量」は、ずば抜けて優れているという場合もあるためです。結果として出てくる数値だけで判断せずに、数値の中に存在する細かな得意・不得意を把握し、一人ひとりに適切な指導を行うように徹底しています。

また、不得意のサポートだけではなく、得意なことについては、それを強みとして伸ばしてくサポートも充実しています。91種類もの豊富な選択授業は、得意なことに目を向けるチャンス。生徒の将来も視野に入れた環境が整っています。

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